2006/12/27(水)裁判傍聴 殺人・死体遺棄事件
今日も大雨の中ふらふらと裁判所へ行ってきた。
裁判所の食堂で昼食を食べた。500円でそこそこの飯が食べられたので満足。
今日の開廷表を見たら「殺人・死体遺棄事件」があったので、法廷へ行ってみた。
裁判官が3人。裁判所書記官1名。裁判所速記官が6名くらい入れ替わっていた。裁判所書記官がテプラの本体のような機械を持っていたが、どうやら「速記タイプライター」という物らしい。
被告人は白髪の目立つ女性。年金を受け取っていたので、65歳くらいか。
--事件内容--
被告人は友人のAさんに借金をしていた。借金中もAさんと交流があったが、借金してから1年ほどたった日、被告人宅で返済めどがたたないことを、Aさんに話した。
Aさんは今までにないほど激怒し、被告人にお茶をかけるなどした。
頭に血が上った被告人は我を忘れAさんの首を絞め殺害。
殺害直後、偶然電話がかかってきた友人Bに数万で死体を隠す場所を探してもらい死体を遺棄した。
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検察官の被告人質問が始まる。
被告人とAさんが知り合ったのはいつ頃かから始まり、いつ頃からお金を借り始めたのかなどを厳しく聞いていく。
そして、事件当日の質問。
検察官「あなたは、○月×日Aさんと会ってなんで家に来るように誘ったのですか?」
被告人「家でお茶でも飲みませんかと言っただけで、借金の話をするつもりはなかったです。」
検「家に呼ぼうとしたときにAさんを殺そうと思ってたんじゃないですか?」
被「そんなことはないです」
検「Aさんの首をしめたときに、Aさんを殺そうと思ったのではないですか?」
被「頭の中が混乱していて。自分でも良く覚えていないんです。気づいたらAさんがぐったりしていました」
検「Aさんがぐったりしていたのを見て、救急車を呼ばなかったのですか?」
被「混乱していて」
検「あなたはAさんを助けようとしなかった。」
被「家族に見つからないところに死体を隠して、遺書を書いて死のうと思いました。」
他の検察官からも厳しい質問が続いた。2時間近く被告人質問。
人を殺したときの感情なんて覚えているはずないだろう。
と思うがそこを細かく突いてくる。のが検察官のテクニックなんだろうなぁ。
証拠書類を出すときには甲xx号証・乙xx号証と書類に番号が振られているようだ。
今回は証拠として、被害者の手帳、発信記録が出てきた。ちなみに、着信記録というのは電話会社で取っていないという話があった。